2016年08月19日
夏に愉しむチーズとワイン♪シェーヴル&ソーヴィニヨン・ブラン
ワインのお供といえば、やっぱりチーズ!
暑さがまだ続くこの季節は、さわやかなチーズとワインで気分も涼やかに♪
ワインのお供といえば、やっぱりチーズ!
暑さがまだ続くこの季節は、さわやかなチーズとワインで気分も涼やかに♪
8月に入り夏も本番!
照りつく太陽と蒸し暑さ・・・!
そんな時に愉しみたいワインは白。
それもさわやかなソーヴィニヨン・ブランが気分♪
ソーヴィニヨン・ブランとは、
一言で表すと、香りは「爽やかで清々しい!!」
柑橘系や、少しハーブのような清涼感のある香り。
フレッシュなグレープフルーツ果汁のような果実味と心地よい酸味が特徴。
まさに、暑い季節に、キリっと冷やして飲みたい白ワインの品種です。
ここでちょっとソーヴィニヨン・ブランのお勉強。
ひとくちに”ソーヴィニヨン・ブラン”といっても、
その味わいはいくつかタイプがあるようで。。。
味わいのパターンは大きく3パターンあります。
ひとつは原産地であるボルドータイプ、これはセミヨンなどと混醸されることが多く、樽熟成し樽香が付く事も多いです。
もうひとつはロワールタイプで、ソーヴィニヨン・ブラン100%で造られる事が多いです。軽やかな辛口でグレープフルーツを思わせる香りが少しあります。最近はアスパラガスのような野菜系の香りは出来るだけ押さえ込んでいる造り手が多い気がします。
もうひとつは新世界のソーヴィニヨン・ブランです。香り華やかなワインが多く、グレープフルーツや野菜を思わせるような香りが豊富です。
柑橘を中心としたフルーツ、フレッシュハーブに刈ったばかりの芝生(!)そして野菜など、ソーヴィニヨン・ブランの持つ香りは夏を涼むのにピッタリ♪
さて♪
そんなソーヴィニヨン・ブランにあわせるチーズといえば、
なんといってもシェーヴル(山羊)がおすすめ!
春に出産したお母さん山羊たちがおいしいミルクを出すため、春~夏はまさにシェーヴルの旬。
さわやかな酸味が、ソーヴィニヨン・ブランの柑橘やハーブのニュアンスとよく合います。
あっさりして酸味のあるシェーブルは、クリーミーな牛乳チーズを食べたくならない夏の日の食事に向いていると思います。
シェーヴルはバリエーションも、とっても豊か。
ころんとした円柱状から細長い円筒状、ユニークなピラミッド型、栗の葉で包んだものなどその形はさまざま。
全体的に小ぶりなものが多くて、食べ切りやすいのも嬉しい♪
また、チーズ大国フランスに代表されるシェーヴルにはこんなエピソードも。。。
シェーブルはフランス各地で作られていますが、多くのAOC-AOPの呼称を持つシェーブルがロワール河流域で作られており、この地域がフランスでのシェーブル発祥地のようです。
アラビア半島から北アフリカ、そして、現在のスペイン南部に進軍していたアラブ系のサラセン人がフランス北部まで勢力を伸ばしていた8世紀。
そのサラセン人が732年ついにフランス勢力にトゥール・ポワティエ間の戦いで敗れました。
敗走するサラセン兵たちは連れてきていた家畜の山羊を置いて行き、シェーブルのチーズの製法も残されました。
このシェーブルはフランス語で山羊や山羊のチーズの意味ですが、もともとはアラビア語の「シャビ」(山羊の意味)が語源だそうです。
ロワールといえば、そう!ソーヴィニヨン・ブランの産地としても有名な場所。
土地のワインと土地の食。
ソーヴィニヨン・ブランとシェーヴルは、まさに相思相愛な組み合わせなんです♪
そのままいただいても美味しいシェーヴルですが、ちょっとアレンジを加えるだけで、おうちワインもますます愉しくなります。「シェーヴルのヤギ臭がちょっと・・・」という方も、野菜やハーブ、フルーツと合わせるとグンと食べやすくなるので、ゼヒお試しあれ♪
イチヂク×シェーヴルは、まさに旬ならではの愉しみ方。ルッコラ、メロン、プロシュートと合わせてサラダ仕立てに。
ちょっと意外な組み合わせ?!いえいえ、これが合うんです♪セルクル型で丸く抜いたスイカとシェーブル。上にはベーコン、バジルとトッピングし、バルサミコでアクセント。
こちらは、フランスのカフェでも定番のシェーヴルのホットサラダ。シャキシャキのサラダと熱々トロ~リなシェーヴルの食感がたまらない♡
アボカドの種を抜いた部分にシェーブルを詰めてカットするだけ。こんなに簡単なのに、後ひく美味しさ♪
赤と白のコントラストが華やか!ビーツとシェーヴルのブルスケッタ。
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