2016年07月19日       www.telegraph.co.uk

LOVE ROSE ! 世界はロゼに恋している♪

今、世界ではロゼが大人気。フランスではこの10年間でロゼの販売が約3倍になり、 赤ワインの次に飲まれているワインがロゼワインだとか。 なぜ、ロゼがそれほど人気なのか? 日本はイマイチ盛り上がっていないようだけど、どうして?

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世界ではロゼがブレイク中!

世界では10年以上、ロゼワインの消費が上がっていて
フランスでは、ロゼの生産量が白ワインを抜き、消費量もワイン全体の約30%を占め、
4本に1本はロゼが購入されるようになっているそうです。

数年前からワインの消費量自体が減少気味のフランスでも、ロゼは逆で1990年には全体の11%であったものが2011年には27%と倍増!
また、1994年以降は、ロゼが白ワインの消費量を上回っています。
今やヨーロッパを始め世界中では、白ワインよりロゼワインの方が売れているということはご存知ですか?
フランスのワインショップ、いや「カルフール」等のスーパーマーケットでさえ一目瞭然。
ワイン棚の広さは、かつての赤>白>ロゼから、赤>ロゼ>白に入れ替わっています。


ところが、、日本のロゼ消費量は1998年に8%だったのが、2013年に9%で、ほぼ変わっていません。
どうして世界ではロゼが大人気なのに、日本ではそれほど盛り上がっていないのでしょうか?

①ロゼは初心者用のワイン?

日本では1980年代のワインブームでフランスのロゼ・ダンジューなど、甘いロゼが流行しました。このことから、いまだに「ロゼワイン=甘い」と思われています。しかし、これは大きな誤解です。
ロゼワインというと、ピンクだろう甘口だろうという連想から女子供のワイン(子供飲みませんが)初心者のワイン、と勘違いされることが多いようですが、実はロゼワインが一番歴史が古いのです。
ロゼワインの歴史は大変古く、紀元前ローマ時代まで遡ります。「はじめてのワイン」はロゼといってもよいほどです。

ただ以前はヨーロッパでも、プロヴァンスを中心にロゼが大量に作られ、「ヴァカンスワイン」として気軽に楽しむ格下のワイン的なポジションだったようです。

こうした状況を変えるべく、20年位前から若手の醸造家を中心に、最新の醸造技術や設備の導入によって品質が目覚しく向上し、辛口で旨味があり複雑な味わいの高品質なロゼが作られるようになり、次第に注目されるように。

最近では、南仏でヴァカンスを過ごすセレブリティたちも注目、ロゼを飲むのが憧れのライフスタイルとされるようになりました。

出典:ameblo.jp

ロゼワインはハリウッドスターたちの間でも大人気。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻が南フランスに所有するワイナリーのロゼワインは瞬く間に大人気になり、ドリュー・バリモアはカリフォルニアのワイナリーにて今年新しくロゼワインをリリース。


日本では、まだ初心者や女子向けのワインというイメージが残っていますが、世界では、辛口を中心に男性のファンも増えていて、おしゃれで、美味しいワインというイメージが定着してきているようです。

②ロゼはお花見用のワイン?

美しい色合いと華やかな香りが桜とマッチすることから、日本ではお花見で飲まれることが多いロゼ。
でも、フランスをはじめとする海外では、夏の定番として飲まれています。

日本でロゼワインといえば、【春】のイメージ?
いやいや、フランスを始め海外では、ロゼワインは【暑い季節の定番】として飲まれているんです。


「今日もワイン部」でも、夏ロゼをイチオシ!
ベランダピクニックでも楽しめます♪

出典:wine-bu.com

お花見だけじゃない!今、夏ロゼが人気な3つの理由

出典:wine-bu.com

梅雨を愉しむベランダピクニック

③ロゼは食前酒?

日本では、まだロゼ=甘口のイメージがあるせいか?
食前酒として乾杯した後、食事に合わせるのは、白と赤と思われているようですが
海外では、ロゼは幅広い料理に合わせられる、とても便利なワインとして飲まれています。

「今日もワイン部」編集部
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